スリランカ旅行記 その10 南に向かう ゴール、ミリッサへ
2018年1月1日
コロンボに着いたら、今度はバスで南に向かう。
今までの道中、バスを使って嫌な思いをした事がない。
ほとんど時間通りだし、安いし。
なので、今ではバスターミナルに来ると安心感すら覚えるようになった。笑
今晩はホエールウォッチングで有名なミリッサという町に泊まるつもりだが、
直接ミリッサ行のバスは出ていないようなので、ゴール行きのバスに乗る。
ゴールはウナワチュナを始め、美しいビーチがたくさんあるのはもちろんの事、
街が城塞として造られており、その為、旧市街地区は世界遺産に登録されている。
バスの進行方向の右手側が海側になるので、そちらの席を確保する。
殆ど定刻でバスは発車し、コロンボ市内を通りぬけ、南国らしい風景の郊外に入った。
途中、丸くて白いお寺に参拝する人々、大きな河に泊まっている舟、
海岸線とその奥に見える海が途切れ途切れに見えるも、
慌ててカメラを用意するうちに通り過ぎてしまった。
しかし、しばらくすると、綺麗な水色が視界に飛び込んできた。
しかもずっと長く続いている。
焦らなくても、より良いものがちゃんとまたやってくる。
スリランカってそういう感じの国だ。
ここはヒッカドゥアという、サーフィンやサンゴ礁で有名な場所らしい。
道路沿いに並ぶ小さなお店も、色とりどりのTシャツやお土産などを売っており、
ビーチに出る前のウキウキ感が伝わってきそうな場所だ。
ヒッカドゥアからはだいたい1時間、コロンボからは3時間でゴールに到着。
ちょうどお昼時だったのでトゥクトゥクを捕まえ、trip advisor で高評価のWijaya Beach Restaurant に行こうとしたが、そこでオオ揉めする。
Wijaya Beach Restaurant (ゴール) の口コミ766件 - トリップアドバイザー
元日早々、ドライバーを叱りつけ何とか目的地にたどり着くあたり、
2018年の(インド生活の)何かの暗示かと思ってしまうが、
Wijaya Beach は憂鬱な気分を全て吹き飛ばしてくれた。
透明な水に膝までつかりながら、遠くで海で楽しむ人々を見てると、
人間、「遊ぶ」っていう事は本来、こういう場所に来て楽しむ事なんだ、
と思った。(まあ、山でも良いんだけど。)
リフレッシュ出来たとはいえ、今日はもうこれ以上トゥクトゥクで腹を立てたくなかったので、ミリッサへ向かう事に。
ゴールは殆ど何も見てないけど、また来よう。
ゴールからミリッサは近いので、トゥクトゥクドライバー達が手ぐすねを引いて待ち構えている。
しかし、「バスで行くから、バスターミナルまで行ってくれ。」と2、3回言うと、
バスターミナルまで戻らなくても、この近くにバス停があるから、
と丁寧に場所を教えてくれた。
基本は皆、いい人なのだ。
ミリッサの宿へ着き、宿泊の手続きを終え、宿の裏庭から繋がっているビーチに出ると、
辺りは一面柔らかいピンク色だった。
コロンボの夕陽が黄金色でキラキラとエネルギーを放ってくるのに比べ、
ここの海は波があまり無いのも相まって、優しい雰囲気に満ちている。
波が届くところの砂は水で固められ、つるつるの粘土の上を歩いているようで気持ちがよい。
今日もいろいろ盛りだくさんの一日だったが、まだ元日である。
つるつるの土の上を裸足で歩きながら、今年、あるいは将来やりたい事を考えてみる。
くるぶしの高さまで寄せて来る波はぬるく温かい温度で、
どんなに突拍子もない事を考えても、肯定してもらえてる、という感じがする。
考えついたやりたい事の中には、
ブログを始めたからこそ出てきた新しい事もあった。
今年も、新しい、良い出来事でいっぱいの素晴らしい年になりますように!
次の日も早いので、名残惜しいが引き上げる。
明日はいよいよこの旅の当初の目的、ホエールウォッチングに行く予定だ。