スリランカ旅行記 その5 ダンブッラへ
2017年12月30日
コロンボのバスターミナルからダンブッラへ向かう。
ダンブッラは、かの有名なシギリヤロックがあるシギリヤの近くにあり、
シギリヤへの中継地だ。
また、ダンブッラ自身も世界遺産である石窟寺院(黄金寺院)を持つ。
ダンブッラ行きはNo.48、No.49の乗り場のはずだが、私が乗ったバスは違う乗り場から出ていた。
スリランカのバスには少なくとも一人はチケット売りの人がいて、
出発前は呼び込みをしているので、尋ねればバスの乗り場を教えてくれる。
因みに、ACバスがある、と聞いていたが、それは朝10時以降でないと無いらしい。
7時20分にコロンボを出発して、ダンブッラについたのは正午だった。
バスの中でぐっすり眠ってしまったので、道中は全く問題なかったが、
バスの降りる場所が分からない…(+o+)
と思っていたら、ちょうど隣に座っていた女の子が、自分もダンブッラに行くから、と助けてくれた。
(ちなみに、ダンブッラも広いので、City sideに行かないといけないようだ。)
バスを降り、お寺の場所を周囲にきくも、
「1㎞先。」とか、「3㎞先。」とかいろんな答えが返ってくる。
1㎞先なら歩いていこう、と思っていたが、結局はトゥクトゥクを使わないと厳しい距離だった。
トゥクトゥク運転手に、お寺に行った後はシギリヤに行く、と伝えると、
お寺まで+荷物預かり+シギリヤまで1300ルピー(約960円)
で行ってくれる事になった。
更に交渉が可能だったかどうかは定かではないが、これで手を打っておいて本当に良かった。。
何故なら、石窟寺院までは、急で長い階段を上っていかねばならなかったのである。
荷物を預かってくれるだけでも非常に助かる。
階段を上りきると、岩とお寺が一体になったものがあった。。
靴を脱がないと入場できないので、靴をあずける。(引き取るときに20ルピー払う。)
気候にもよるが、地面は乾いてて日光もさんさんと当たっているので、
そんなに抵抗感はない。
*インドの寺院ではなんか湿った感じの通路でも裸足を要求される事もある(-.-)
*ただ、その分地面は熱いから靴下は履いておく方が良いのかも。
最初の部屋(第1窟)に入るやいなや、巨大な涅槃像に圧倒される。
像自体が物理的に大きい、というのとは別に、
その表情から、仏陀という存在がどんなに巨大なものであるのかを再認識させられる。
次の部屋(第二窟)に入って、やはり、
この寺院のテーマは、「仏陀の大きさ」という事についてなんだ、と思った。
第二窟は広い部屋にずらっと居並ぶ仏の像、また天井に張られた巨大な曼荼羅が印象的なのだが、
少し離れた所から像を見ると、
像の頭上にはまた更に大きな仏陀(精神的なもの?)がいて、
更にその頭上から大樹(地球とか、あらゆる生命を表している??)が生えており、
全てのものが、(仏陀を通して)繋がっているように見える。
仏教に関して特に詳しい訳でもなく、もしかしたら見当違いな事を言っているかもしれないが、
それでも、自分の中には、これほどないぐらいに明確なイメージとして伝わってきた。
今まで見てきた仏教に関する知識の蓄積が偶然ここで発露したのかも知れないが、
この明確さはかなり大きなインパクトで、
日本やインド、またはブータンで見たどのお寺よりも感銘を受けた。
この寺院自体は大きくはないけれども、内容の濃い物だけを集めている感じで、
今回のスリランカ旅行の中でも一番気に入る場所となった。
*因みに、こちらの写真にたいするタブーとして、仏像に背を向けて写真をとらない事、
一緒に映りこまない事、などがあるみたいなので、注意が必要である。